先日、ちょっとしたご縁から「大地農園」さんに見学に行ってきました。
場所は新大阪から特急に乗って1時間半程度乗り、その後車で20分程度乗ったところに大地農園の工場はありました。
大地農園様玄関です。
おそらくいろいろな方が見学に来ると思うのですが、我々のようなプリザーブドフラワーを作る人間のため快く受け入れてくださると正直思いませんでした。心広いですね。
大地農園をご存じない方のために一応説明をしておきますが、簡単にいうと「日本で唯一のプリザーブドフラワーメーカー」です。
もちろんプリザーブドフラワーを作っている方はほかにもおられると思いますが、複数の生花を1年中生産されているメーカーさんは日本ではほかにはありません。Preserving(プリザービング)というブランドで販売しており、もともとはドライフラワーを作られていましたがその技術を磨き、カスミソウのプリザーブドフラワーを作って40年くらい、バラを作り始めて30年くらいになります。海外メーカーが1995年くらいにバラのプリザーブドフラワーを発表されたことを考えるとほぼ同時期になりますね。現在ではバラ以外の多くの生花もプリザーブドフラワーを作られており、現在に至ります。
工場というと機械化されているような想像をしていましたが、想像以上に人の手が入り、丁寧に作られていました。また、生花を大事に咲かせて、丁寧にプリザーブドフラワーを作っていることがわかりました。プリザーブドフラワーが高く販売されるわけです。
また、工業用水もきちんと処理をしてきれいにして流すという工程も見せていただきました。地元に密着する企業のあるべき姿なのでしょうか、素晴らしいことだなと思った次第です。
プリザーブドフラワーを作る工程も説明いただきました。お話いただいたことをどこまで書いていいものかわかりませんが、我々がプリザーブドフラワーを作る工程とあまり変わりがありませんでした。
お花を咲かせて、お花の色素を抜き、お花を染色するという工程を要所要所で人の手を入れてきっちりとやっていたことが印象的でした。大規模な生産活動でも人の判断が重要視されていました。
2時間程度の見学でしたがあっという間の時間で非常に有意義でした。
工場の敷地内にもギャラリーがありましたのでそちらの写真をご覧ください。
最後になりますが、ご対応いただいた大地農園の方にまずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
それと、この企画を立てていただいたT先生ありがとうございました。
今後とも一緒に業界ごと盛り上げていけたらと思っております。